SP盤レコードとは
みなさん音楽は何で聴いていますか?大抵の方はYouTubeで探したり、ダウンロードしてスマホやiPod(もはやiPodも過去の製品になりまし たが)などで聴いておられるのではないでしょうか。ちょっと前まではCDがメインでした。その前(1990年 代前半以前)は、最近ちょっとブームになってきているレコードでした。 宝塚歌劇団は1988年(昭和63年)の最後の公演まではレコードを出していました。(剣幸主演 横浜錦絵 恋と霧笛と銀時計・レインボーシャワー)







SP盤は基本的に蓄音機で再生します。蓄音機はゼンマイの力でレコード盤を回転させて、レコードの溝を 鉄針でトレースしてサウンドボックスと呼ばれる部品の振動板を直接振動させて音を出し、その音をラッパ で拡声して聞かせています。基本的に電気は一切使わない省エネ設計です。ただ電動モーターで回転させて、 鉄針でトレースした振動を電気信号に変換して増幅しスピーカーで鳴らす電気蓄音機(電蓄)もありました。 戦後にはLPで使われるカートリッジでSP専用もしくはSP兼用の物も生まれています。




マイクで音声を拾った電気信号をアンプで増幅して、溝を刻む方法(電気式録音)が可能になったのは、
日本でラジオ放送が始まった1925年(大正14年)以降のことです。
それ以前はどうしていたのでしょうか?
ラッパ型の集音器の先についた振動板を振動させて、振動板の先の針で溝を刻む方法を採っていました。こ れを機械式録音ないしラッパ録音と言います。 機械式録音では自分のパートを録音する時に演奏者ないし歌手はラッパの近くに近づいて録音していました。 しかしながら、ラッパの先の振動板の振動は振幅が小さく、従って溝の振幅も小さく、全般に録音された音 の大きさは小さいものでした。
録音されている音声の帯域はCDは20Hz〜20kHz、LP盤は盤や装置によっても異なりますが、大体20Hz〜 12kHzから20kHzぐらいです。対してSP盤は、初期の機械式録音では300Hz〜3kHzぐらい、電気録音では 50Hz〜6kHzです。CDやLP盤に比べるとはるかに狭い帯域ですが、ハッとするほど生々しい音が聞かれます。
ラッパ型の集音器の先についた振動板を振動させて、振動板の先の針で溝を刻む方法を採っていました。こ れを機械式録音ないしラッパ録音と言います。 機械式録音では自分のパートを録音する時に演奏者ないし歌手はラッパの近くに近づいて録音していました。 しかしながら、ラッパの先の振動板の振動は振幅が小さく、従って溝の振幅も小さく、全般に録音された音 の大きさは小さいものでした。
録音されている音声の帯域はCDは20Hz〜20kHz、LP盤は盤や装置によっても異なりますが、大体20Hz〜 12kHzから20kHzぐらいです。対してSP盤は、初期の機械式録音では300Hz〜3kHzぐらい、電気録音では 50Hz〜6kHzです。CDやLP盤に比べるとはるかに狭い帯域ですが、ハッとするほど生々しい音が聞かれます。